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2012 年度 実績報告書

面会に回数や時間の制限がないICUにおける重症患者家族のニーズの構造

研究課題

研究課題/領域番号 23890064
研究機関新潟大学

研究代表者

岩佐 有華(秦有華)  新潟大学, 医歯学系, 助教 (90609132)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワード重症患者家族 / ICU / 面会 / ニード
研究概要

本研究の目的は、面会に回数や時間などの制限がないICU における重症患者の家族のニーズを構造化することを目的としている。本年度は、面会に回数や時間などの制限のないICUに入室している重症患者の家族が、どのような思いを抱いているのかを明らかにするため、ICUに入室している重症患者家族を対象に半構造化面接を実施した。対象者は5名(男性1名女性4名)、対象者の平均年齢55.4±11.1歳、データ収集時の患者のICU滞在日数は5~40日、患者との関係は、子供2名、親1名、配偶者2名であった。殆どの対象者がICU入室~1週間程は6~8時間程度ベッドサイドに滞在していた。病状が落ち着いてきてからも、各個人の生活リズムに合わせて毎日1~2時間以上ベッドサイドに滞在していた。対象者は、【そばにいたい】【会いたいときに会いたい】【後悔したくない】という思いを抱くと同時に【医療者への遠慮】を抱いていた。しかし【居心地の良い場の提供】と【その場にいても良いという保障】によって患者の【そばにいることを自分の意志で選択】することができていた。長い時間ベッドサイドに滞在することで、【医療者とのコミュニケーションの機会】も多くなり、【容体を自分の目で直接確認する】【治療・看護の内容を知る】ことによって【医療への信頼】【安心】を得ていることが示された。また「自分の気の済むまでいたい」「自分のタイミングで納得して帰りたい」「大丈夫だと思って帰りたい」といった【帰ることの自己決定】が不安の軽減につながることが示唆された。対象者数が5名と少ないため現時点ではニーズの構造化には至っていない。今後も引き続きデータ収集・分析を行うことで、面会に回数や時間などの制限がないICUにおける重症患者家族のニーズを構造化し、家族看護のあり方について検討していく。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 面会に回数や時間の制限がないICUにおいて、家族が自由に面会できることの意義2012

    • 著者名/発表者名
      岩佐 有華
    • 雑誌名

      日本救急看護学会雑誌

      巻: 14 ページ: 227

    • 査読あり
  • [学会発表] 面会に回数や時間の制限がないICUにおいて、家族が自由に面会できることの意義2012

    • 著者名/発表者名
      岩佐 有華
    • 学会等名
      第14回日本救急看護学会学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20121102-20121103

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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