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2012 年度 研究成果報告書

肥満がむくみに及ぼす影響の検討-リンパの流れに着目して-

研究課題

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研究課題/領域番号 23890081
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関名古屋大学

研究代表者

佐伯 街子  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (60610756)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワード医療・福祉 / 看護学 / 肥満 / リンパ / 浮腫
研究概要

リンパ浮腫の増悪因子として肥満があるといわれているが、その根拠となる情報は不足している。本研究では正常体重(control)ラットと肥満ラットに対し、MRI、免疫組織学、ICG 蛍光リンパ管造影を行い、肥満がリンパの流れに及ぼす影響を検討した。肥満ラットの MRI 画像では大腿部において脂肪+水の層の肥厚が観察された。この肥厚部位の組織に対し HE 染色を施行したところ、脂肪組織の肥厚と脂肪細胞の肥大が観察された。加えて、リンパ管内皮細胞を識別する抗 Podoplanin 抗体による免疫染色を施行した。この結果、リンパ管は脂肪組織周囲の結合組織に存在し、肥満ラットと control ラットではリンパ管の形状に大きな違いは認められなかった。ICG 蛍光リンパ管造影では control ラット、肥満ラットとも liner 状に走行するリンパ管が観察され、浮腫を示す所見は認められなかった。肥満だけではリンパの流れに大きな影響を与えるほどの変化は起こりにくいことが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肥満ラットにおけるリンパの流れについての検討2012

    • 著者名/発表者名
      佐伯街子,大島千佳,永谷幸子,間脇彩奈,竹野ゆかり,林美希,藤本悦子
    • 学会等名
      コ・メディカル形態機能学会第11回学術集会
    • 発表場所
      首都大学東京
    • 年月日
      2012-09-22

URL: 

公開日: 2014-08-29  

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