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2011 年度 実績報告書

在宅療養中の呼吸器がん・消化器がん患者における終末期ライフタイム予測指標開発

研究課題

研究課題/領域番号 23890158
研究機関佐賀大学

研究代表者

熊谷 有記  佐賀大学, 医学部, 助教 (10382433)

キーワード予後 / 在宅 / 終末期
研究概要

在宅特有の終末期ケアを行うためには,在宅でも使用可能な予後予測指標が必要である。本研究では,患者の臨床経過をもとに,終末期を在宅で過ごす呼吸器がん・消化器がん患者の最期の10日と3日の予測指標を開発することを目的とする。そのために今年度は,訪問看護師を対象にした在宅療養胃がん患者の調査から,予後10日で26項目(消化器系7項目,意識レベル1項目,一般全身状態15項目,パフォーマンスステタス3項目),予後3日で46項目(消化器系7項目,呼吸器系10項目,循環器系3項目,意識レベル5項目,一般全身状態18項目,パフォーマンスステタス3項目)を明らかした。また,予後3日のみに有意に適切であった症状と徴候を11項目(呼吸器系8項目,意識レベル3項目)を見出した。この結果と,国内外の終末期がん患者の予後予測指標に関する文献15件(国内2件,国外13件)から抽出した症状や徴候をもとに調査用紙を作成した。具体的には,予後予測指標となりうる症状や徴候47項目について,在宅で療養する患者や家族へのケアに携わり,在宅看護の教育経験をもつ研究者とともに妥当性の検討を行った。さらに,予後に影響を及ぼすと考えられる治療や属性について検討し精査した。
来年度は,今年度作成した調査用紙をもとに,在宅で療養をしている終末期呼吸器・消化器がん患者の症状や徴候を縦断的に調査して予後との関連性を検証し,実践の場で簡便に使用できる指標を開発する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

患者と家族から研究協力への同意を得ることが難しいため

今後の研究の推進方策

患者もしくは家族から本研究への同意を得る方法を終末期がん患者の予後予測に関する論文などで調べるとともに,看取りを行っている訪問看護ステーションを探して本研究への協力を依頼する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Prognostic factors for the last 10 and 3 days of terminally ill patients with gastric cancer receiving care at home2012

    • 著者名/発表者名
      Kumagai Y,Maekawa A, Abe M,Tabuchi Y
    • 学会等名
      9th International Conference with the Global Network of WHO Collaborating Centres for Nursing and Midwifery
    • 発表場所
      Kobe
    • 年月日
      20120607-20120607

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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