本研究の目的は、医療を受ける幼児に対し、親と医療者とが協働してプレパレーションを実施するための第1段階として、看護師が親の参画の仕方を判断するために、親アセスメントシートを開発することである。先行文献よりアセスメントシートの試案を作成し、小児看護の専門家の助言を得て項目を修正し、プレパレーションを実施している看護師に使用してもらい検討した結果、 (1)親の不安の程度、 (2)親子の関係性 (3)過去の医療経験、 (4)子どもを支援することに対する親の考え、 (5)医療者との協働に関する親の考え しかし、このアセスメントシートの活用の仕方にも問題が残る結果となったため、引き続き内容や使用方法の検討を行い、一般化に向けて実践に活用し、さらなる洗練化を行うことが課題である。
|