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2011 年度 実績報告書

在宅移行期にある脳卒中患者へ『いきいきヘルス体操』を用いたプログラムの効果

研究課題

研究課題/領域番号 23890186
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

黒沢 佳代子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60612273)

キーワード脳・神経 / 看護学 / リハビリテーション
研究概要

1年目の到達目標は【介入プログラムの洗練化と介入施設の開拓を行うとともに、自施設の倫理審査委員会にて研究計画書の承認を得る】であった。下記に交付申請書の内容に沿って記載する。
."いきいきヘルス体操"の効果について更なる文献検討を行い確実な評価尺度を決定することに関し、考案者の大田先生より、体操の一部を使用した介入研究結果についてお聞きし、介入群はコントロール群に比べ肩関節可動域の拡大があり、またQOL尺度はQUIKを使用していることが分かり考察の際に比較もできるため、本研究でも同じ尺度をQOL尺度として採用した。また研究対象者は在宅移行期にある脳卒中後遺症者としていたが、回復期リハビリ病棟や地域の看護師から在宅移行期は、環境の変化への対応もあり体操を取り入れる身体的精神的余裕がないと意見をもらった。脳卒中経験者は身体の不自由さや役割、外に出る機会が減り、閉じこもりにつながりやすく、再発での重症化や、発症後6年以降に寝たきりになりやすいと報告があり、訪問看護ステーションを利用中の脳卒中経験者へ対象を変更した。
・"いきいきヘルス体操"の介入プログラムに関し、協力施設(訪問看護ステーション)の所長と密にコンタクトをとり、継続して安全に体操が行える(週3回3ヶ月間、10分程度の体操)方法について、より現場に即した形で作成した。参加者の体操が定着するまで、研究者が自宅訪問と電話訪問を行うこと、また関節可動域評価は理学療法士に実施を依頼する。
・体操に関し、考案者の大田先生が所属する茨城県立健康プラザの研修会に参加し、体操指導時のポイントなどを学習する機会を得た。
・現在、神戸市看護大学の倫理委員会で承認を得て、所長を通じ研究参加候補者を紹介してもらい、研究説明を行い、同意を得たところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1年目の到達目標は、【介入プログラムの洗練化と介入施設の開拓を行うとともに、自施設の倫理審査委員会にて研究計画書の承認を得る】であった。現時点で、自施設の倫理委員会で承認を得て、研究参加候補者に、研究説明を行い同意を得た段階であり、おおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

現在、研究候補者1人目の同意が得られており、今後主治医に同意が得られれば、介入開始となる。訪問看護ステーション利用者様であり、体操とは関係なく体調の思わしくない時期もあると考えられるため、体操が定着するまでは研究者が訪問し、参加者様の体調管理と、体操の動機づけを行っていく必要がある。お一人目の参加者様は、5月末から7月末までの体操介入を行い、時期をずらし2人目以降の参加候補者様も決定していく予定である。
データ収集方法は、プログラム介入前と、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月後に関節可動域の測定と、プログラム介入前と3ヶ月後に、ADL評価であるBIとQOL尺度であるQUIKにて評価し、介入終了後の3ヶ月後に、参加者様に半構造化面接を行うことであり、参加様のご負担にならないようにしていくことが必要である。

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公開日: 2013-06-26  

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