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2012 年度 実績報告書

在宅移行期にある脳卒中患者へ『いきいきヘルス体操』を用いたプログラムの効果

研究課題

研究課題/領域番号 23890186
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

黒沢 佳代子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60612273)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワード脳・神経 / 看護学 / リハビリテーション
研究概要

2年目は研究計画書に沿いデータ収集を行った。介入内容について、いきいきヘルス体操”のうち、肩・頚の関節、股関節や足指の関節運動、歌詞のストレッチを主とした10分程度の「椅子での体操(1)」を週1~4回3ヶ月間~4ヶ月間に渡り自宅で、継続してもらった。その際体操前後の血圧・脈拍測定、自覚症状の有無、体調の変化を書き込める経過表に記入を促した。体操になれるまでは研究者が通い、体操促した。正月休みのため最大で2週間体操をしない期間があった。
対象者は、近隣の内科クリニックで紹介を受けた、76~82歳で男性2名で(AさんとBさん)、診断名は脳出血と脳梗塞は一名づつ、発症後年数は8年~9年2ヶ月で、症状としてAさんは右片麻痺、Bさんは後遺症はなかった。Bさんは進行性核上性麻痺があった。2名とも配偶者の妻と2人暮らしであった。
バーセルインデックスは、Aさん60点、Bさん100点と体操前後で変化はなかった。QUIK(QOK評価)についてAさん16点から8点、Bさんは18点から8点へ変化がありともにQOLは改善していた。関節可動域に関して右片麻痺のあるAさんは、肩関節外転30度、肘関節40度の上昇があった。後遺症のないCさんは肩関節外旋が左右20度上昇していた。体操の状況に関して、研究者の訪問のない時には、配偶者が促さないと体操の実施はできていなかった。面接では、体操による精神面身体面の変化は感じないが悪くもなっていないと答えた。しかし配偶者である妻が新たに外来リハビリテーションに通うなど同居家族の健康面に対する関心が増加していた。体操習慣のもともとない脳卒中経験者が自宅で体操を継続していくことは、既存の簡単な内容のプログラムであっても難しいことがわかった。週2~3回デイケアやトレーニングセンターなど通所リハビリを実施していることで運動しているという意識があることがわかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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