研究課題/領域番号 |
23890233
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
吉川 有葵 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 助教 (20614085)
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キーワード | 臓器移植 / 腎移植 / 妊娠 / 出産 / 看護 / レシピエント |
研究概要 |
移植医療の著しい進歩に相まって、臓器移植患者(レシピエント)の妊娠・出産も増加しているが、臓器移植後の妊娠・出産に関する看護支援についての既存の研究は乏しく、レシピエントの心理的側面に焦点を当てた研究は国内外ともに行われていないのが現状である。臓器移植後のレシピエントがより安全に安心して妊娠・出産ができるよう支援する必要があり、臓器移植後に妊娠・出産を経験したレシピエントの体験と心情の解明が期待される。 本研究では、我が国における腎移植後に妊娠・出産を経験したレシピエントの体験と心情を質的に明らかにすることを目的としている。 看護師が臓器移植後の妊娠・出産についての専門的知識を持ち、レシピエントの心情を理解してケアすることは臓器移植後に妊娠・出産するレシピエントのQOLを高めることにつながると推察される。腎移植後に妊娠・出産を経験したレシピエントの腎移植前から出産に至るプロセスにおける心情と体験が明らかとなれば、プロセスに応じた看護介入が行え、レシピエントの妊娠・出産に対するリスクの回避ができる他、レシピエントの精神的負担の軽減、家族への支援、QOLの向上につながると考える。 平成23年度は、森ノ宮医療大学研究倫理部会の承認を得て研究を開始した。腎移植後に妊娠・出産を経験したレシピエント3名に約30分~1時間の半構造的面接を実施した。また、移植年月日や移植部位、レシピエントとドナーとの関係、出産日など、基本的情報を調査した。現在インタビューデータを逐語録に起こし、質的帰納的に分析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題は報告時である平成24年度が最終年度のため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は報告時である平成24年度が最終年度のため、記入しない。
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