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2011 年度 実績報告書

Fibulin-5・EMILIN-1複合体によるオキシタラン線維形成の制御

研究課題

研究課題/領域番号 23890242
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

中島 一記  福岡歯科大学, 歯学部, 助教 (80610980)

キーワード細胞・組織 / 免疫学 / 解剖学 / 歯学
研究概要

機能力が付与されるとFibulin-5・EMILIN-1複合体がオキシタラン線維上に形成され、機能的な(生体でみられる)太さと方向性を有するオキシタラン線維の構築が行われると考えられる。そこで、この仮説を検証するため、伸展した細胞と線維との関係および線維束径を形態学的に解析する。またMechanical stress付与によるオキシタラン線維(fibrillin)の重合度および形成量を生化学的に分析する。
今年度では、ヒト歯根膜線維芽細胞を培養し、細胞伸展装置(ST-1400、ストレックス社)にて伸展刺激を線維芽細胞に付与(対照群:伸展率0%、実験群:伸展率5%)し、細胞骨格アクチン(phalloidin抗体)とオキシタラン線維(fibrillin-1抗体)の二重免疫染色を行って蛍光顕微鏡(Keyence,BZ-8100)で観察を行った。その結果、二重蛍光免疫染色により、伸展群、非伸展群ともにオキシタラン線維は線維芽細胞上を走行し、細胞長軸と直行する傾向が観られた。その後、Imaging analysis system(Photoshop)によるアングル解析を行い、細胞長軸とオキシタラン線維との平均的角度の解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

歯根膜線維芽細胞骨格の染色方法決定(濃度・時間)に時間がかかってしまったため。

今後の研究の推進方策

オキシタラン線維(fibrillin-1抗体)と歯根膜線維芽細胞の骨格(phalloidin抗体)の2重蛍光免疫染色を行い、蛍光顕微鏡(Keyence,BZ-8100)を用いて観察し細胞長軸とオキシタラン線維との平均的角度の解析を行うこと。その結果を、国際歯科研究学会(第60回JADR学術大会 12月開催)と日本矯正歯科学会(第71回日本矯正歯科学会大会9月開催)にて発表を行うこと。

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公開日: 2013-06-26  

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