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2011 年度 実績報告書

国際的な学習評価に対応するためのe-testingの活用と実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 23910010
研究機関東京学芸大学

研究代表者

後藤 貴裕  東京学芸大学, 附属国際中等教育学校, 教諭

キーワード学習評価 / E-testing / 問題解決の実践力
研究概要

1研究の意義と重要性
学力レベルを国際的に保証する仕組みであるIBの評価方法に,従来のペーパーテストでは測定が難しい学習到達度の測定に期待できるE-testingを導入することで,両者の特徴をいかした国際的に堪えうる学習評価の仕組みを整えて実践する。あわせて評価方法の改善にともない期待される授業展開・方法の改善策も提案する。
2研究方法.
E-testingのしくみを利用した教科学習(高等学校情報科[Informatics])における学力の測定方法のしくみの開発と,そこで用いる評価問題(内容)の開発を行い,実際の授業の中で実践し,有効性を検討する。
(1)測定方法の開発
研究開始時期の遅れから独自のシステムを開発するのではなく,聖心女子大学文学部永野研究室において開発されたシステムを活用し,高等学校の既存教科で適用するための条件を整備した。一部タブレットパソコンを用いて新しいインタフェイスにおけるE-testingを試験的に行い,その実用性を検討した。
(2)評価問題の開発
表計算ソフトを用いて問題解決を実行するプロセスや,グラフなどを作成して量的データを評価する技能を客観的に評価するための評価問題を開発した。具体的な操作や処理を通して問題解決をおこなう能力を評価するしくみとした。
(3)授業展開・学習の開発
このシステムで評価可能となる問題解決の実践力が生徒に効果的に修得できるように「プロジェクトの実践を主体とした授業展開」(学会発表)を開発し,実践した。
(4)実践・分析
本システムによる学習評価を平成24年3月15日に実施した。実践データを分析し,既存教科におけるE-testingを用いた学習評価の有効性について検討した。
3.研究成果本システムを用いた学習評価には次の特徴を有することがわかった。
・問題解決の段階ごとの技能レベルの到達度を客観的に評価することができる。
・表計算などのツールを活用した問題解決の技能を評価することができる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] プロジェクトを通して育成する情報活用の実践力2011

    • 著者名/発表者名
      後藤貴裕
    • 学会等名
      日本情報科教育学会
    • 発表場所
      畿央大学(奈良県)
    • 年月日
      2011-10-16

URL: 

公開日: 2013-06-25  

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