研究課題
基盤研究(A)
身体の多感覚統合に着目し、高齢者の認知機能の低下と身体における多感覚統合の変化の関与を検討したうえで、高齢者の転倒予防などに応用しようとする研究計画である。特に脳機能イメージングを用いて検討し、多感覚統合改善にはVR訓練システム開発を目指す。また他の世代との比較も実施する。
高齢者の多感覚統合の特徴についてBCIモデルにより解明され、今後の介入に活かすことができるとすれば、実装的な広がりも期待できる。また、他世代との比較による実験計画は綿密で、分担者も大学を横断する良好なチーム構成となっている。VRを使用しての介入の試みも独創的で、身体機能が衰えた高齢者においても具体的な予防行動を行うことが可能になれば、産業界との連携も期待できる。