研究課題
基盤研究(A)
特異点解析をキーワードにして、国内外の研究者と連携して、5つの研究テーマを推進する研究課題である。これらの課題解決を通じて、特異点解析の数学理論を格段に深化させ、それを共通基盤として応用分野を拡大する。さらに、現在の応用数学の国際的潮流である複素関数論の計算により数学・流体・生命・工学の諸課題解決を図る学術基盤“応用計算複素解析”の進展も目指す。
本研究で提案されている多岐にわたる数学的な手法(等角写像等の解析的な手法、グラフ理論等の離散的な方法、偏微分方程式に自由境界の理論等)は自然かつ必然なものであり、成果が期待出来る。さらに、研究成果の応用計算複素解析への展開も目指しており、流体や電磁気の理論への寄与が期待でき、学術的波及効果も高い。