研究課題
基盤研究(A)
中性子星内部の高密度環境下では、 Λハイパー核が自然発生すると考えられており、中性子星の内部構造の理解のためにはバリオン相互作用の理解、特に Λハイパー核と他の核子の相互作用の理解が重要である。本研究は米国JLabの電子ビーム、日本のJ-PARCの中間子ビームを用いてΛハイパー核の相互作用の実験をおこない、その理解を進めるものである。
これまでに観測されてきたハイパー核の分光データは40種類程度であり、その数を増やしていくことは重要な研究である。二種類のビームを使用することで、ハイパー核の相互作用に対して多角的に理解を進めることが期待できる。また研究を行うJLabにおいても、最も優先して進めるべきプロジェクトと位置づけられており、着実な進展も期待できる。