研究課題
基盤研究(A)
「メカノバイオロジー」の真の理解に資する、細胞の微細な動きと細胞内外のイオンの挙動、微小環境を可視化できる世界初のイメージングシステムを実現することを目指した研究である。CMOSイメージセンサ技術、バイオセンサ技術、MEMSを融合させ、ナノニュートンの応力とナノモーラの複数種類の細胞外イオンを、ナノメートルオーダの空間解像度で可視化できる画期的なイメージセンサシステムを創製する。
センサアレイ上に応力センサとイオンセンサを1画素毎に形成し、細胞の分化、動きと、細胞外の化学物質の状態をとらえることができるイメージセンサを実現する点に学術的意義がある。細胞の動きと細胞外の化学物質の相互作用を含めた理解の手段提供という、医学・生理学研究者からの要求に応えるという成果が期待できる。