研究課題
基盤研究(A)
光ファイバ通信分野で大容量データ伝送を可能にする光変調器の高速化のために、シリコン導波路と電気光学ポリマーを複合化したキャパシタ接合型スロットを有する高速光変調器を作製することにより、これまで両立が困難であったポリマー変調器の集積化と超高速変調(シンボルレート128Gbaud)の実証を目指すものである。
本研究は、これまで変調周波数帯域を制限していたスロット構造のRC時定数による過渡現象の影響を抑制するために、スロットをHigh-k誘電体薄膜で挟み込む構造にする独自性の高い研究である。本原理に基づく光変調デバイスの高性能化は、超高速光伝送技術の創成につながり、光ファイバ通信技術への高い貢献が期待できる。