研究課題
基盤研究(A)
本研究は、物質循環系におけるナノプラスチックと化学物質の挙動を調査することで、生物濃縮および化学物質の体内移行(ベクター効果)の実態を明らかにすることを目的とする。実環境中のナノプラスチックの採取、迅速な測定、同定手法を開発する。分解者、生産者、一次消費者、二次消費者中のプラスチック含有量、化学物質含有量を分析し、生物濃縮過程を明らかにする。
これまで未解明であった実環境中のマイクロプラスチック、ナノプラスチックの挙動が明らかになり、これら微小プラスチックの発生源の特定が可能となること、化学物質輸送機構、生物への蓄積状況や生態系への影響が明らかとなることが期待できる。