研究課題
基盤研究(A)
既存の触媒は200℃以上で作動するものがほどんどである中、150℃以下のHaber-Bosch法プロセスで、アンモニア収率80%以上を達成する高性能、実用的な、不均一系触媒の開発研究である。開発にあたり鉄触媒による低温NH3合成に最適な13族窒化物の選定と窒化物―鉄の複合様式の最適化、触媒に追加する促進剤の選定と追加様式の最適化、メカニズムの解明による更なる高性能化への指針策定を目標とする。
既存の触媒は200℃以上で作動するものがほどんどである中、低温アンモニア合成を可能とする触媒の開発は持続可能な社会を構築する上で非常に重要な課題である。13族窒化物の活用という発想に独自性があり、予備試験検討結果も示されて、十分に練られた計画である。最適化触媒による低温アンモニア合成、高収率が達成されると期待できる。