研究課題
基盤研究(A)
本研究は、応募者が最近になり偶然に発見した、分子認識性と頑強性を併せ持つ金属酸化物表面について、その形成メカニズムの詳細を調べるとともに、分子識別能を明らかにすることにより、設計指針を確立することを目的としている。
金属酸化物表面による分子識別という現象自体の新規性・独自性が高く、その形成機構や分子認識機構を解明することの学術的意義は極めて大きい。さらに、本研究により揮発性分子の高感度識別が可能となれば、これまで開発が困難であった高感度人工嗅覚センサーの実現に向けた大きな一歩となることが期待される。