研究課題/領域番号 |
23H00265
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 修司 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00228446)
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研究分担者 |
秋山 了太 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40633962)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
原子層薄膜で生じる超伝導状態の極微弱な磁場による乱れにより生じる磁気抵抗が、「ボーズ金属」という量子相であるかを、応募者らが開発した極低温超高真空4探針プローブで量子ショット雑音を測定することで判定し、発現機構を明らかにしようとする研究である。具体的には、超伝導-絶縁体転移におけるトンネル分光により、トンネルするキャリアがフェルミ的かボーズ的かがわかれば、その物理描像が明らかになる。
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学術的意義、期待される成果 |
原子層薄膜の超伝導は、応募者らの4探針プローブでこそ安定に観測することを可能にし、それに基づく議論ができる環境センシティブなものであり、更に極低温超高真空4探針プローブで量子ショット雑音を測定できる可能性が高いグループは限られる。この研究を遂行するには、非常に高い技術を要すると考えられ、世界的に見てもハイレベルなオリジナリティの高い研究になることが期待できる。
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