研究課題
基盤研究(A)
本研究は、希土類錯体からなる触媒を用いて、オレフィン共重合体高分子を設計し、このミクロ相分離構造とマクロな物性の自己修復機能の相関関係を解明することで、耐熱性・耐寒性、接着性、発光性、導電性等、様々な機能を有する自己修復高分子材料の創出を目指す。
ミクロ相分離の誘起による優れた自己修復機能の発現に加え、耐熱性や耐寒性、接着性、発光性、導電性など様々な機能を付与した付加価値の高い新機能ポリマー群を創製することで、有機金属化学や触媒化学、高分子合成化学、さらに材料科学などの物質創製化学の根幹をなす基礎科学分野の新しいフロンティアの開拓のみならず、新たな知的財産や新産業の創出にもつながることが期待できる。