研究課題
基盤研究(A)
本研究では、応募者らが独自に見出した関連因子3種を標的としたゲノム編集系統をコムギ・オオムギについて作成するとともに、実用品種についてこれらの多型解析や品種比較を行うことで、遺伝子間相互作用を解析する。得られた系統を用いて3種を組み合わせ、野外実験によりその効果を検証する。
ムギ類種子の休眠性は重要な育種課題である。これまでに休眠性の調節因子を複数単離しており、その実績や独自性、国際的優位性が高く評価できる。解析手法は比較的定法であるものの、それ故の実行性についても評価できる。提案されている遺伝子数と遺伝子効果との関連やゲノム場の影響についての新知見、育種現場にも適用し得る育種系統が得られる事が期待できる。