研究課題
基盤研究(A)
本研究では、EGF発現異常に対する治療処置が子宮での増殖因子発現を正常化する機序をToll様受容体に着目して明らかにし、子宮への直接的な処置により同様の効果を得る技術を開発する。
乳牛の受胎率低下は国内のみならず世界的に大きな問題となっており、緊急性、重要性の高い研究である。リピートブリーダー牛の原因解明ならびに治療戦略としてEGF、オステオポンチン、TLR4の関与を解析し、臨床応用手法を開発する計画で独創的である。多頭のウシを用いて行う実証実験は、国内ではなかなか実際に行うことは困難で、応募者らのグループならでこそ実施可能な研究計画である。