研究課題/領域番号 |
23H00357
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
前田 真吾 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (80755546)
|
研究分担者 |
柏原 直樹 川崎医科大学, 医学部, 教授 (10233701)
藤井 渉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40708161)
中村 保一 国立遺伝学研究所, 情報研究系, 教授 (60370920)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
研究の概要 |
慢性腎臓病の進行を阻止するために糸球体障害の制御が重要である。本研究では、新規遺伝子DAP5の発現低下が糸球体障害の発症リスクを規定するという仮説を立て、関連遺伝子発現の変動を解析し、DAP5の機能および役割を検証すると共に、その発現を誘導する薬剤を糸球体障害モデルマウスおよびイヌの慢性腎臓病症例に投与し、治療効果を評価する。
|
学術的意義、期待される成果 |
応募者らは、糸球体障害の好発犬種を用いたゲノムワイド関連解析により、糸球体障害と関連する新規遺伝子DAP5を同定した。本研究ではDAP5を軸とした病態解明を目的としている。DAP5の役割を明らかにすることができれば糸球体障害の病態のみならず、腎臓の恒常性維持機構の一端を解明することにもつながる。いまだに根本的治療法のない慢性腎臓病の治療法開発への基盤となることが期待できる。
|