研究課題/領域番号 |
23H00370
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
白川 昌宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00202119)
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研究分担者 |
大木 出 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 主任研究員 (80418574)
五十嵐 龍治 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, チームリーダー (90649047)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
細胞内の局所的制御の基盤機構として注目されている液-液相分離を規定する細胞内状態を定量的に解析することは、この分野の重要な課題である。そこで、細胞内の相分離体部位の物理化学パラメーターを測定するために、応募者のこれまでの実績を活用したナノ量子センサーを開発し、これを細胞核内の特定クロマチン部位に係留することによって、そこに形成される相分離体の形成と消失や因子のフィルタ機構の基本原理を明らかにする。
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学術的意義、期待される成果 |
細胞内の相分離現象の物理化学パラメーターの定量的解析は、この分野の克服すべき大きな課題であり、本計測技術が開発されれば、これまでin vitroでのみで計測されていた相分離体の細胞内動態を定量的に検討することが可能になり、近年の細胞生物学分野のホットトピックスであるこの研究分野の基盤的な技術となることが期待できる。
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