研究課題/領域番号 |
23H00381
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
川口 正代司 基礎生物学研究所, 共生システム研究部門, 教授 (30260508)
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研究分担者 |
岡本 暁 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10582421)
川出 健介 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (90612086)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究の概要 |
マメ科植物における根での共生を地上部の葉が制御する現象に関して、その意義を問う課題である。最近の研究により、根粒菌の感染や硝酸処理によって根から分泌されたCLEペプチドが、葉での窒素代謝や炭素代謝を活性化し、花成因子までも調節することが明らかとなってきた。葉と根の相互関係が植物全体のシステムに及ぼす生物学的な意義を解明する。
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学術的意義、期待される成果 |
CLEペプチドシグナルが葉の葉肉細胞に与えるシグナルを解析することで、植物の根粒形成の意義のみならず、植物のシステミックシグナルの分子機構の解明にもつながると期待できる。CLE-HAR1シグナル系とそのターゲットの一つである花成因子が、より一般的なAM菌との共生にも機能しているという興味深い研究展開を含んでいることも評価できる。
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