研究課題/領域番号 |
23H00383
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 (2024) 国立研究開発法人理化学研究所 (2023) |
研究代表者 |
松崎 文雄 京都大学, 医学研究科, 研究員 (10173824)
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研究分担者 |
清成 寛 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (40721048)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究の概要 |
大脳皮質構築の基本原理について、マウス、フェレット、ヒトの大脳皮質の大きさや脳回形成の違いを解明する研究である。研究アプローチとして、細胞系譜の多様性、神経幹細胞の不均一性、遺伝子発現制御の時間スケーリング(時間延長)に注目し、特に時間スケーリングにおいてはゲノムワイドなヒストン修飾の変化と数理モデル構築により神経発生の速度を決める遺伝子発現調節機構の原理の解明を目指している。
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学術的意義、期待される成果 |
「発生時間のスケーリング」という新しい概念構築と実証に挑戦する試みは学術的に独創性が高い。幹細胞形成メカニズムの課題は、マウス・フェレット・ヒトを同一の解析手法で比較することによって複雑脳を生み出す幹細胞機構に迫るものであり、単一幹細胞系譜の構築では研究展開のプラットフォームの構築としての意義が認められる。幹細胞系譜の多様性と時間スケーリングは新規概念の形成に寄与し、挑戦的で意義深いものである。
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