内皮-平滑筋相互作用におけるRNF213の役割ともやもや病発症機序解明

2023 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 23H00433
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 新妻 邦泰 東北大学, 医工学研究科, 教授 (10643330)
• 研究分担者: Rashad Sherif 東北大学, 医工学研究科, 准教授 (00824088) ; 菅野 新一郎 東北大学, 加齢医学研究所, 講師 (10400417) ; 森戸 大介 昭和大学, 医学部, 講師 (20514251) ; 豊原 敬文 東北大学, 大学病院, 准教授 (60594182) ; 阿部 高明 東北大学, 医工学研究科, 教授 (80292209) ; 坂田 洋之 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80722305)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31

研究の概要

同定済み感受性遺伝子RNF213 遺伝子多型のみではもやもや病の発症に至らないため、内皮-平滑筋の相互作用に注目し、患者由来のiPS細胞から内皮および平滑筋を誘導後に共培養を行い、scRNA-Seq解析、ミトコンドリア機能解析によって病態解明に迫る研究である。

学術的意義、期待される成果

研究成果が内皮細胞障害の原因解明および新治療開発につながり、患者QOL向上、医療費削減といった波及効果が期待できる。これまでの蓄積された研究成果を背景としており、準備状況も良好で、研究計画の実現性が高い。