研究課題
基盤研究(A)
健康格差の是正には、保健医療の枠を超えた連携体制により健康の社会的決定要因の改善を図る必要がある。本研究は、応募者らが作成した総合的な地域包括ケア自治体支援プログラムを、大規模なクラスターランダム化比較試験のデザインを用いて、プログラムの効果を検証するものである。
複数の自治体にて、自治体職員による介入に注目したクラスターRCTを行うという意欲的な研究である。豊富な研究実績を有し、地域診断・介入方法の提案を可能にするシステムを構築してきており、実行可能性が高い。本研究は、大規模クラスターランダム化比較試験という優れた手法を用いており、急速に高齢化が進む社会においてはその波及効果も大きい。