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2023 年度 実績報告書

NCDs・フレイル予防の共通経路としての代謝物バイオマーカーの有用性評価と検証

研究課題

研究課題/領域番号 23H00452
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

武林 亨  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30265780)

研究分担者 寳澤 篤  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (00432302)
平山 明由  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 准教授 (00572405)
宮川 尚子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20388169)
清水 厚志  岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 教授 (30327655)
三浦 克之  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
大桃 秀樹  岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 特任准教授 (90453406)
小巻 翔平  岩手医科大学, いわて東北メディカル・メガバンク機構, 講師 (90789629)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
キーワードメタボロミクス疫学 / 非感染性疾患 / フレイル / コホート研究 / 代謝物
研究実績の概要

(1)TMCS-Wave4調査
鶴岡メタボロームコホート研究(TMCS)開始11年目となる第4次(Wave4)調査として、参加同意者のうち鶴岡市国保ドック健診受診時に2220名、職域健診受診時に339名の合計2559名を対象に、メタボローム解析による代謝機能評価、質問紙調査(cardiometabolicリスク要因、ライフスタイル要因、社会環境要因、等。)、加齢性機能低下調査(フレイル/サルコペニア機能評価、Geriatric Depression Scale)、COVID-19後遺・遷延症状調査を実施した。また、NCDs発症調査(循環器疾患のカルテ調査、がん登録、糖尿病・慢性腎臓病は受診時検査データ)、鶴岡市介護保険データによる要介護度の把握を実施した。

(2)10年追跡データによるマルチモビディティからNCDsへの移行の評価解析手法の検討
マルチモビディティとして、主要な心血管代謝リスク要因(Cardiometabolic risk factors、以下CMRFBI)である高血圧、脂質異常、高血糖・糖尿病、肥満の4要因を定義し、年齢とともにその保有割合がどのように変化するのかについて検討した。その結果、ベースライン調査の時点で、CMRFなしの割合は、40歳以下群50%、40歳代34%、50歳代16%、60歳代9%、70歳代7%であり、CMRFを2つ以上保有する割合は、40歳以下20%から年齢とともに増加し、50歳代では46%、60歳代では66%、70歳代では73%であった。この結果は、男女別に層化しても同様であった。現在、これらに関連するライフスタイル要因、社会環境要因の解析、トラジェクトリー解析手法を用いた解析、代謝物の関連解析を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

第4次(Wave4)調査、10年追跡データによるマルチモビディティからNCDsへの移行の評価解析手法の検討、のいずれも、当初の計画に沿って進捗している。

今後の研究の推進方策

TMCS-wave4調査(2年目)および認知症予防調査フォローアップ調査(1年目)、評価解析手法の検討を計画に沿って推進する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本人集団における血中アミノ酸濃度のゲノムワイド関連解析(GWAS)とそれを用いた疾患との関連研究2024

    • 著者名/発表者名
      土岐了大、小島駿、伏木蒼太郎、原田成、平田あや、飯田美穂、 松元美奈子、宮川尚子、枝川竣、三宅温子、須藤洋一、大桃秀樹、 山﨑弥生、岡村智教、清水厚志、武林亨
    • 学会等名
      第34回日本疫学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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