研究課題/領域番号 |
23H00494
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平田 聡 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (80396225)
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研究分担者 |
黒島 妃香 京都大学, 文学研究科, 教授 (10536593)
酒井 裕 玉川大学, 脳科学研究所, 教授 (70323376)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究の概要 |
本研究は、「時間的に離れた事象を結びつける能力」が系統発生的にどのように生まれてきたのかを明らかにしようとする計画である。洗練された実験手法と分析方法により、ヒトおよびヒトと最も近縁であるチンパンジーとボノボ、比較的遠いオマキザルとリスザルを対象として、実験者からバイアスを与える恐れのないタッチパネルによる共通の実験課題を実施、共通の数理モデルで行動データを再現し、進化的基盤による理解を目指す。
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学術的意義、期待される成果 |
知能における時間構造が進化的な基盤として存在するのかを議論する上で重要な試みであり、心的時間旅行やプロスペクト理論、認知バイアスなどヒトの認知が主観的な価値予測に支配されているのはなぜかを進化的に説明するものとしても期待できる。言語発生に関する進化論的問題に「時間」という概念を導入する新たなアプローチとなる可能性が期待できる。
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