研究課題/領域番号 |
23H00499
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
向川 康博 奈良先端科学技術大学院大学, デジタルグリーンイノベーションセンター, 教授 (60294435)
|
研究分担者 |
荒木 臣紀 独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館, その他部局等, 上席研究員 (20537344)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
研究の概要 |
本研究は、コンピュテーショナルフォトグラフィ技術を文化財の保存修復に特化させ、光情報を高次元で計測することで、通常のカメラでは撮影できない視覚情報を復元し、文化財の劣化・損傷具合を定量的に評価するための解析技術の開発を目指すものである。その方法としては、分光カメラ等を用いた高次元光計測と深層学習を組み合わせることで、文化財の修復に特化した光解析技術を用いる。
|
学術的意義、期待される成果 |
コンピュテーショナルフォトグラフィ技術を活用することで、文化財の物理的な限界を超えたデジタル修復の実現や物理的修理の際の予防保存対策の精度向上が期待できる。応募者は自然災害等で被災した文化財の保存・修復にフォーカスしているが、3次元形状や表面の質感など、人間に見せるための情報だけでなく、分光情報や光線空間情報など内部の被災状態を可視化するための高次元光情報の解析に主眼を置いている点で独創的である。
|