研究課題
基盤研究(A)
南極氷床コア中の各種エアロゾルに対し、最先端の種々の分析技術を駆使した高い時間分解能連続分析から過去の急激な南極温暖化イベント(AIM)時の南大洋とその周辺陸域の環境変化を復元する。また、新たな微生物の分析技術の開発とその活用を行うことで、エアロゾル中のバクテリアと菌類の微生物群集の時間的変化を明らかにする。以上のことから、AIMに関連する環境の変化やその速度とタイミングを明らかにする。
南極氷床コア中の各種エアロゾルの微量成分濃度や微生物を高い時間分解能で解析することで南極温暖化イベント時の環境変化や微生物群集の多様性の変化を捕らえようとする試みで、学術的重要性が高いと思われる。高時間分解能連続分析装置や先端的なエアロゾル分析法を既に有しており、また新たな微生物分析法が導入されることで、目標の実現性も高い。