研究課題
基盤研究(A)
本研究は、産業プロセス排出の温室効果ガス(GHG)であるCO2を原料に、固体C(炭素)の捕集とメタンに転換する触媒プロセスの開発であり、その構築のための学理確立と社会実装を踏まえた研究である。
室温25℃域で高活性・高選択的にCO2をCH4に変換する技術を軸に、合成ガスから固体炭素を捕集することで脱炭素化を図り、フィッシャー・トロプシュ反応で合成ガスからグリーン系資源を製造する技術を融合した触媒反応プロセスの構築が本研究の学術的意義である。産業プロセス排出CO2の削減とその有効活用を希求する世界のニーズに応える先導的な研究である。