研究課題/領域番号 |
23H00545
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
安楽 泰孝 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (60581585)
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研究分担者 |
劉 学瑩 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 主任研究員 (30777470)
出口 芳春 帝京大学, 薬学部, 教授 (40254255)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
本研究は、薬剤を直接疾患部へ送達させる従来の薬剤送達システム(DDS)ではなく、抗体をmRNAの状態で脳血管内皮細胞まで送達し、発現した抗体を細胞から分泌させることで大量の抗体を目的場所へ送り届ける乗換型DDS(transfer DDS)の開発を目的とし、アルツハイマー病モデルマウスを用いて治療効果と安全性の評価を実施するものである。
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学術的意義、期待される成果 |
脳疾患治療のDDS開発では、脳へのダメージが少ない血液脳関門の突破技術の確立が常に問題となっているが、安全性を担保しつつ、神経細胞内に多量の抗体を送達する仕掛けを組み込んだ本研究のtransfer DDSは、学術的な独自性、創造性を有している。また、他の医薬の送達にも応用できる可能性があり、汎用性や波及効果も期待される。
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