研究課題
基盤研究(A)
がんの陽子線治療において、患者体内の組織を構成する様々な原子核と入射陽子の間に起こる標的原子核破砕反応により生成される陽電子放出核の位置・量及びその時間変化量の高度観測技術を活用した体内での照射領域、投与線量及び腫瘍線量応答の3つの情報の観える化を可能とする患者体内リアルタイム陽子線照射線量分布可視化システムの構築を目指す研究である。
陽子線治療から実際に得られた観測データ及び治療効果データによる腫瘍線量応答性観測技術の研究により、腫瘍への陽子線照射の位置と量をリアルタイムで確認し、治療の予後予測まで可能な次世代陽子線治療法を実現が期待できる。