「地理景観写真」として,5つの対象(カルデラ湖,三日月湖,畑作,工業地帯,風力発電施設)を撮影し,各対象4,5枚を中学生,高校生,大学生に見せて,もっとも分かりやすいと感じた写真を選択させた。 カルデラ湖,三日月湖,畑作では,ドローンを用いて撮影した上空から全体像が映るもの,工業地帯では工場が大きく映ったもの,風力発電では海岸線が映り立地が分かるものが最も選ばれた。校種別の選択率では極端に大きな差異はみられなかったが,畑作について中学生はトラクターを大きく映したものが多く選ばれ,高・大では上空から全体を映したものが多く選ばれた。このように,発達段階で選択に差が出るものもあることが分かった。
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