昨年度の奨励研究において、記述の質の向上を目指して国語科と連携した教材を開発することで、作品に対する児童の理解が深まったことを確認した。しかしながら、国語科との連携により、美術作品の鑑賞から感じ取ったり考えたりしたことの記述の質は向上したものの、カリキュラム・マネジメントの観点から連携できた教科は国語科のみであったということが課題として残された。 そこで本研究では、これまでの実践研究で得られた成果を発展させ、国語科以外の教科とも連携した教材開発を行うことで、さらに深く広がりをもった鑑賞学習の実現を目的とする。具体的には、算数科、理科、社会科、音楽科、道徳科との連携をした題材開発を行った。
|