盲学校で図形等を学ぶ際に用いる教材レーズライターは、専用フィルムが使い捨てで交換の手間・費用が嵩み、知育上重要な「好きなだけ自由に描く」という機会を児童に提供しづらい。そこで、平板にφ2mmのピンを3.5mm間隔で約3,250本配し、磁石ペンで吸い上げて触読が可能となる「ピン式平面作図器」を開発した。ピンを押し戻せば繰り返し使用できる。 これを盲教育の研究会とWebアンケートで全国の盲学校へ公開し導入希望調査を行った結果、6校への先行導入を含む41校から導入希望が寄せられ、新教材として盲教育現場の高い期待が集まる結果となった。
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