研究課題
奨励研究
本研究の目的は、学生自身が立案した自発的研究テーマを実践することで柔軟な視点を持った高い技術力を有する人材を教育することである。採択初年度である本年度は、実施対象を少人数に絞り一連のPBL の実施可否と年間スケジュールの組み立てを中心に行った。県内にある有人島を調査対象とし、島内にある地域資源や問題点に関するテーマを立案から課題解決に向けた研究開発を実施した。得られた研究成果をポスターにまとめて発表するなど、学生主体でのPBL実施の可能性を探ることが出来た。
高分子
限られた専門分野だけでなく多角的な総合力が求められている現代において、科目授業だけでそれらを網羅することは難しい。その点において、学生主体によるPBLの実施は課題の調査立案から研究改善、成果のフィードバックまでの一連の流れを学ぶことの出来る有効な方法である。主体は学生であるが、教職員が適切なアドバイスや舵の修正を行うことで得られる経験的成果はさらに大きいものとなる。また研究対象を身近な地域にすることで、課題への理解を促すことが出来る。