切除不能・再発胆嚢癌の一次治療としてゲムシタビン+シスプラチン療法を施行した患者33人を対象とし、Giusti-Hayton(GH法)による腎機能補正Relative Dose Intensity(RDI)の有用性を評価した。対象患者の腎機能、シスプラチン投与量、ゲムシタビン投与量をもとに、シスプラチンとゲムシタビンのRDIを算出した。シスプラチン及びゲムシタビンのRDIは、通常の算出法(従来法)に比べGH法が有意に高値であることが示された。しかし、RDIと全生存期間の関連性を評価したところ、従来法とGH法において有意な差は見られなかった。
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