種々の新規がん治療薬が研究・開発されているが、未だ遠隔転移巣や高度な浸潤がんを伴う難治性がんに確実に効果を示す治療法は確立されていない。よって、がん制圧のためには、既存薬や既存技術の単なる併用の試みではなく、遠隔転移巣や高度な浸潤がんにも劇的な治療効果をもたらす革新的な治療技術の開発が必要である。複数の免疫遺伝子を搭載したSurv.m-CRA-2は、遠隔転移巣を効果的に治療できる革新的ながん免疫治療薬となることが期待される。今後、研究をさらに進めて安全性を確認し、臨床開発を進めることで、がん治療を大きく変える革新的ながん遺伝子治療薬の実現に結実することが期待される。
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