研究課題/領域番号 |
23H05406
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安達 千波矢 九州大学, 工学研究院, 教授 (30283245)
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研究分担者 |
合志 憲一 九州大学, 工学研究院, 助教 (50462875)
田中 正樹 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50830387)
儘田 正史 京都大学, 理学研究科, 准教授 (60625854)
中野谷 一 九州大学, 工学研究院, 准教授 (90633412)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究の概要 |
本研究は、有機半導体レーザーダイオード(OSLD)のレーザー発振の素過程を解明し、電流励起下においてレーザー発振に至る学理の確立を目指している。具体的には、高励起密度下における励起子過程の解明や低閾値レーザー発振のための新規蛍光分子開発、さらには新たな電流励起デバイス構造の開発に取り組み、低閾値発振の電流励起有機半導体レーザーを実現するものである。
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学術的意義、期待される成果 |
有機半導体レーザー(OSLD)は波長可変性、小型化が可能であるなどの特徴を有し、様々な分野への応用展開が期待されている。本研究では、応募者独自の着想に基づき、低閾値発振を目指した電流励起OSLDの基礎科学の確立とデバイス化を目標としており、レーザー用有機分子の分子設計、電流誘起によるレーザー発振の素過程の解明、光共振器の高性能化など学術的にも極めて重要な取組が含まれている。本研究の成果は、化学や材料科学といった基礎学術分野のみならず、身の回りの様々な電子デバイスへの社会実装にも貢献することが期待される。
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