研究課題/領域番号 |
23H05436
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分B
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
若杉 昌徳 京都大学, 化学研究所, 教授 (70250107)
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研究分担者 |
小川原 亮 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 技師 (00807729)
頓宮 拓 京都大学, 化学研究所, 技術職員 (10397523)
塚田 暁 京都大学, 化学研究所, 准教授 (10422073)
大西 哲哉 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 部長 (50360516)
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研究期間 (年度) |
2023-04-12 – 2028-03-31
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研究の概要 |
本研究は、独自に開発を行ってきた革新的不安定核電子散乱法(SCRIT法)をさらに高度化し、不安定核の電荷密度分布について、特に二重魔法数核132Sn近傍核に対して、従来にない高い精度で測定しようという計画である。独創的で実績あるSCRIT装置について、電子ビームの衝突頻度増強や残留ガス低減といった着実な改善を施し、堅実な方法で統計精度を向上する。
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学術的意義、期待される成果 |
二重魔法数核132Sn近傍同位体の不安定核に対して電荷密度分布を高精度で決定し、陽子弾性散乱の知見と有意に比較できるデータを得ることができれば、不安定核の核構造理解の大きな進展につながる。独自の電子不安定核衝突装置の高度化は、今後の不安定核研究の発展にも大きく貢献すると期待される。
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