クロマチンにおけるDNA修復機構の構造基盤の解明

2023 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 23H05475
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
• 研究分担者: 香川 亘 明星大学, 理工学部, 教授 (70415123)
• 研究期間 (年度): 2023-04-12 – 2028-03-31
• キーワード: クロマチン / DNA損傷修復 / 相同組換え修復 / ヌクレオチド除去修復 / クライオ電子顕微鏡

研究実績の概要

様々な環境要因によって生じるゲノムDNA損傷を修復することは、生物の生存にとって非常に重要である。これまでの研究により、裸のDNAを鋳型としたDNA損傷修復機構の生化学解析は精力的に行われてきた。しかし真核生物のゲノムDNAは、細胞核内のタンパク質と結合してクロマチン構造を形成しており、裸のDNAとは全く異なる状態で細胞内に収納されている。クロマチン構造では、DNAはヒストンによってヌクレオソームとして折り畳まれており、DNA修復反応に対して抑制的に働くと考えられている。しかしDNA損傷修復機構が、クロマチン構造においてどのように機能しているかについては、未だ明らかにされていない重要課題として残されている。そこで本研究では、DNA損傷修復の主要な経路である「相同組換え修復」と「ヌクレオチド除去修復」を対象とし、真核生物における根源的な問いである「クロマチン上でのDNA修復機構の解明」を研究目的としている。
本年度は、主要なDNA修復経路である相同組換え修復（HRR）とヌクレオチド除去修復（NER）に着目して研究を行った。特に本年度は、HRRの中心的なタンパク質であるRAD51とヌクレオソームとの複合体のクライオEM構造解析を推進した。RAD51-ヌクレオソーム複合体の構造解析の結果、ヌクレオソームにRAD51がリング状構造または活性型のフィラメント状構造を形成し結合している様子を捉えることに成功した (Shioi et al., Nature, 2024)。NERについては、クライオEMによる立体構造解析を行うため、再構成技術および細胞からの試料調製を推進した。

現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

クロマチンにおけるHRR機構の解明に大きな進展があった。本年度は、HRRの中心的な役割を果たすRAD51とヌクレオソームの複合体を試験管内で再構成し、クライオEM解析を行うことで、複合体の立体構造を解明することに成功した。得られた構造より、RAD51がヌクレオソームの二本鎖切断部位を認識しリング状の構造を形成する様子、およびヌクレオソームDNAを剥がしながら活性型のフィラメント状構造を形成する様子が明らかとなった。また、RAD51のヌクレオソームへの結合には、がん患者において変異が多数報告されているRAD51のN末端ドメインが重要であることが明らかとなった。

今後の研究の推進方策

課題1: クロマチンにおけるHRR機構の解明　本年度は、昨年度構造解析に成功したRAD51-ヌクレオソーム複合体に加え、RAD51と協調してクロマチン上で働く因子を加えた試料調製を行う。また、RAD52と核酸との複合体の調製も推進する。
課題2: クロマチンにおけるNER機構の解明　本年度は、昨年度において再構成した紫外線損傷を特定のDNA領域に含むヌクレオソームを用いることで、引き続き損傷認識因子であるUV-DDB複合体とXPC複合体の構造解析を推進する。
課題3: クロマチンにおける転写と共役したDNA修復機構の解明　本年度は、転写と共役したDNA修復機構に関与するクロマチンリモデラーであるCSBとヌクレオソーム複合体の試料調製を引き続き推進する。
課題4: ヒト細胞内のクロマチンにおけるDNA修復機構の解明　本年度も引き続きDNA修復因子を発現する細胞株を用いて細胞の凍結薄切片の作製およびトモグラフィー撮影に取り組む。

研究成果

• [雑誌論文] Structural Transition of the Nucleosome during Transcription Elongation (2023)
  • 著者名/発表者名: Kujirai T, Ehara H, Sekine S, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Cells 巻: 12 ページ: 1388
  • DOI: 10.3390/cells12101388
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Chromatin structure related to oncogenesis (2023)
  • 著者名/発表者名: Matsumoto S, Horikoshi N, Takizawa Y, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Cancer Science 巻: 114 ページ: 3068-3075
  • DOI: 10.1111/cas.15850
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Structural Basis of Damaged Nucleotide Recognition by Transcribing RNA Polymerase II in the Nucleosome (2023)
  • 著者名/発表者名: Osumi K, Kujirai T, Ehara H, Ogasawara M, Kinoshita C, Saotome M, Kagawa W, Sekine S, Takizawa Y, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Journal of Molecular Biology 巻: 435 ページ: 168130
  • DOI: 10.1016/j.jmb.2023.168130
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Structural perspectives on transcription in chromatin (2023)
  • 著者名/発表者名: Sekine S, Ehara H, Kujirai T, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Trends in Cell Biology 巻: 34 ページ: 211-224
  • DOI: 10.1016/j.tcb.2023.07.011
  • 査読あり
• [雑誌論文] Contributions of histone tail clipping and acetylation in nucleosome transcription by RNA polymerase II (2023)
  • 著者名/発表者名: Oishi T, Hatazawa S, Kujirai T, Kato J, Kobayashi Y, Ogasawara M, Akatsu M, Ehara H, Sekine S, Hayashi G, Takizawa Y, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Nucleic Acids Res 巻: 51 ページ: 10364-10374
  • DOI: 10.1093/nar/gkad754
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] A chemical catalyst enabling histone acylation with endogenous acyl-CoA (2023)
  • 著者名/発表者名: Habazaki M, Mizumoto S, Kajino H, Kujirai T, Kurumizaka H, Kawashima SA, Yamatsugu K, Kanai M.
  • 雑誌名: Nat Commun 巻: 14 ページ: 5790
  • DOI: 10.1038/s41467-023-41426-z
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Cryo-EM and biochemical analyses of the nucleosome containing the human histone H3 variant H3.8 (2023)
  • 著者名/発表者名: Hirai S, Kujirai T, Akatsu M, Ogasawara M, Ehara H, Sekine S, Ohkawa Y, Takizawa Y, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: J Biochem 巻: 174 ページ: 549-559
  • DOI: 10.1093/jb/mvad069
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Structural and Dynamic Changes of Nucleosome upon GATA3 Binding (2023)
  • 著者名/発表者名: Ishida H, Matsumoto A, Tanaka H, Okuda A, Morishima K, Wade PA, Kurumizaka H, Sugiyama M, Kono H.
  • 雑誌名: J Mol Biol 巻: 435 ページ: 168308
  • DOI: 10.1016/j.jmb.2023.168308
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Cryo-EM structures of RNA polymerase II-nucleosome complexes rewrapping transcribed DNA (2023)
  • 著者名/発表者名: Akatsu M, Ehara H, Kujirai T, Fujita R, Ito T, Osumi K, Ogasawara M, Takizawa Y, Sekine S, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: J Biol Chem 巻: 299 ページ: 105477
  • DOI: 10.1016/j.jbc.2023.105477
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Cryo-EM structures of RAD51 assembled on nucleosomes containing a DSB site (2023)
  • 著者名/発表者名: Shioi T, Hatazawa S, Oya E, Hosoya N, Kobayashi W, Ogasawara M, Kobayashi T, Takizawa Y, Kurumizaka H.
  • 雑誌名: Nature 巻: 628 ページ: 212-220
  • DOI: 10.1038/s41586-024-07196-4
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] クロマチンにおけるDNA損傷の認識と修復の構造基盤 (2024)
  • 著者名/発表者名: 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: ワークショップ「染色体と放射線」
  • 招待講演
• [学会発表] クロマチン・アトラスの解明を目指して (2024)
  • 著者名/発表者名: 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] Chromatin architecture as an eukaryotic genome regulator (2024)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: RIKEN International Symposium on Nuclear Structure and Function
  • 招待講演
• [学会発表] 相同組換えタンパク質RAD51 がクロマチン上で二本鎖切断部位に集積する機構 (2024)
  • 著者名/発表者名: 塩井 琢郎, 畠澤 卓, 大屋 恵梨子, 細谷 紀子, 小林 航, 小笠原 光雄, 小林 武彦, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] ヌクレオチド除去修復における損傷クロマチン認識機構の構造基盤と理解 (2024)
  • 著者名/発表者名: 松本 翔太, 滝沢 由政, 小笠原 光雄, 橋本 佳那, 山元 淳平, 岩井 成憲, 菅澤 薫, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] セントロメアタンパク質CENP-Bによるヌクレオソーム転写制御 (2024)
  • 著者名/発表者名: 大石 匠美, 藤田 理紗, 滝沢 由政, 畠澤 卓, 鯨井 智也, 江原 晴彦, 関根 俊一, Leonid Velikovsky, Daniele Fachinetti, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] クロマチンリモデラーRad26 とヌクレオソームとの複合体のcryo-EM構造解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 福島 友太郎, 木下 千明, 香川 亘, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] クライオ電子顕微鏡を用いたヒト細胞核由来クロマチンの構造解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 畠澤 卓, 福田 善之, 小林 由紀, 根岸 瑠美, 吉川 雅英, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] Structures of the OverLapping Di-Nucleosome (OLDN) during transcription (2024)
  • 著者名/発表者名: Zhihui Chen, Tomoya Kujirai, Hiroki Tanaka, Kenta Echigoya, Mitsuo Ogasawara, Yoshimasa Takizawa, Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] ゲノム安定性におけるヒストンバリアントmacroH2Aの機能解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 許 文杰, 松本 翔太, 滝沢 由政, 小笠原 光雄, 須賀 遼, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] クライオ電子顕微鏡を用いたH3-H4 オクタソームの転写機構解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 何 承翰, 野澤 佳世, 西村 正宏, 大井 茉祐子, 鯨井 智也, 江原 晴彦, 関根 俊一, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] クロマチン免疫沈降法による標的ヌクレオソームのクライオ電顕構造解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 滝沢 由政, 塩井 琢郎, 畠澤 卓, 小林 由紀, 小笠原 光雄, 大川 恭行, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] マラリア原虫ヌクレオソームの構造解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 祥子, Mariko Dacher, 滝沢 由政, 村山 勘吉, 小笠原 光雄, Indu Patwal, Andrew Flaus, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] 核ラミナ構成因子によるクロマチン制御機構の生化学的及び構造生物学的解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 堀越 直樹, 三宅 諒祐, 藤原-曽川 千鶴, 小笠原 光雄, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] 損傷クロマチン基質を用いたヌクレオチド除去修復制御機構の生化学的解析 (2024)
  • 著者名/発表者名: 古園 英嗣, 多田 遥人, 日下部 将之, 松本 翔太, 横井 雅幸, 酒井 恒, 鯨井 智也, 胡桃坂 仁志, 菅澤 薫
  • 学会等名: 第41回染色体ワークショップ・第22回核ダイナミクス研究会
• [学会発表] Regulation of nucleosomal transcription by centromeric protein CENP-B (2024)
  • 著者名/発表者名: Takumi OISHI, Risa FUJITA, Yoshimasa TAKIZAWA, Suguru HATAZAWA, Tomoya KUJIRAI, Haruhiko EHARA, Shun-ichi SEKINE, Leonid VELIKOVSKY, Daniele FACHINETTI, Hitoshi KURUMIZAKA
  • 学会等名: RIKEN International Symposium on Nuclear Structure and Function
  • 国際学会
• [学会発表] The accumulation mechanism of the homologous recombination protein RAD51 at double-strand break sites in chromatin (2024)
  • 著者名/発表者名: Takuro SHIOI, Suguru HATAZAWA, Eriko OYA, Noriko HOSOYA, Wataru KOBAYASHI, Mitsuo OGASAWARA, Takehiko KOBAYASHI, Yoshimasa TAKIZAWA, Hitoshi KURUMIZAKA
  • 学会等名: RIKEN International Symposium on Nuclear Structure and Function
  • 国際学会
• [学会発表] Visualization of the native nucleosome containing the histone variant H2A.X (2024)
  • 著者名/発表者名: Haotong ZHUANG, Suguru HATAZAWA, Yoshimasa TAKIZAWA, Hitoshi KURUMIZAKA
  • 学会等名: RIKEN International Symposium on Nuclear Structure and Function
  • 国際学会
• [学会発表] Cryo-EM Studies of Chromatin Structure and Dynamics (2023)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: Chromosome Dynamics Gordon Research Conference “Chromosome Biology From Cellular, Molecular and Physical Perspectives”
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] RAD51非依存的なDSB修復経路におけるRAD52の多様な機能 (2023)
  • 著者名/発表者名: 香川 亘, 五月女 美香, 土屋 怜平, 木下 千明, 安田 武嗣, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第27回 DNA複製・組換え・修復ワークショップ
• [学会発表] Chromatin structure as a versatile genome regulator in eukaryotes (2023)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: Structure, Function and Dynamics (SFD) International Conference
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] クロマチン構造ダイナミクスとゲノム機能制御 (2023)
  • 著者名/発表者名: 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 2023年度国立遺伝学研究所クロマチン研究会（クロマチン・細胞核構造の動的変換とゲノム機能制御）
• [学会発表] Structural biology of chromatin (2023)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: IUBMB (the International Union of Biochemistry and Molecular Biology) Focused Meeting on Integrative Omics of Nuclear Functions
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] Structural studies for chromatin dynamics (2023)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: 8th Meeting of the Asian Forum for Chromosome and Chromatin Biology
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] クロマチンによる遺伝子制御の構造基盤/Structural basis of gene regulation by chromatin (2023)
  • 著者名/発表者名: 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] 天然変性タンパク質が引き起こす希少がん発症機構の解明と創薬への取組 (2023)
  • 著者名/発表者名: 岩崎 憲治, 堀越 直樹, 谷 一寿, 宮ノ入 洋平, 古寺 哲幸, Kowit Hengphasatporn, 高橋 花南, 韓 叡佳, 渋谷 綾音, 鈴木 理惠, 小松 諒, 中本 佳歩, 吉永 匡希, 権藤 花奈, 原田 彩佳, 竹中 聡, 重田 育照, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第23回日本蛋白質科学会年会
• [学会発表] クロマチン転写の構造生物学 (2023)
  • 著者名/発表者名: 江原 晴彦, 鯨井 智也, 白水 美香子, 胡桃坂 仁志, 関根 俊一
  • 学会等名: 第23回日本蛋白質科学会年会
• [学会発表] ヒストンH2AとH2Bを含まないヌクレオソーム様複合体の構造機能解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 野澤 佳世, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第61回生物物理学会年会
• [学会発表] Cryo-EM structure of the DEK-nucleosome complex and its implications on gene regulation (2023)
  • 著者名/発表者名: Tomoya Kujirai, Kenta Echigoya, Yusuke Kishi, Yoshimasa Takizawa, Mai Saeki, Tomoko Ito, Lumi Negishi, Hiroshi Masumoto, Hiroshi Kimura, Yukiko Gotoh, Hitoshi Kurumizaka
  • 学会等名: Cold Spring Harbor Laboratory “Mechanisms of Eukaryotic Transcription” Meeting
  • 国際学会
• [学会発表] Structures of various chromatin units extracted from HeLa cells revealed by cryo-EM (2023)
  • 著者名/発表者名: Yoshimasa Takizawa
  • 学会等名: IUBMB (the International Union of Biochemistry and Molecular Biology) Focused Meeting on Integrative Omics of Nuclear Functions
  • 国際学会
• [学会発表] Cryo-EM structure of the nucleosome containing the human pathogen Giardia lamblia histones (2023)
  • 著者名/発表者名: Shoko Sato
  • 学会等名: The 8th meeting of the Asian Forum for Chromosome and Chromatin Biology
  • 国際学会
• [学会発表] Analysis of RNAPII transcription on the H3-H4 octasome by cryo-EM (2023)
  • 著者名/発表者名: Cheng-Han Ho
  • 学会等名: The 8th meeting of the Asian Forum for Chromosome and Chromatin Biology
  • 国際学会
• [学会発表] 相同組換えタンパク質RAD51のクロマチンにおける二本鎖切断認識機構 (2023)
  • 著者名/発表者名: 塩井 琢郎, 畠澤 卓, 大屋 恵梨子, 小林 航, 小笠原 光雄, 小林 武彦, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] ピキア酵母Rad26-ヌクレオソーム複合体のクライオ電顕構造解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 福島 友太郎, 木下 千明, 香川 亘, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] クライオ電子顕微鏡解析によるH3-H4オクタソームの転写機構の解明 (2023)
  • 著者名/発表者名: 何 承翰, 野澤 佳世, 西村 正宏, 大井 茉祐子, 鯨井 智也, 江原 晴彦, 関根 俊一, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] クロマチンリモデリング因子DDM1によるヒストンバリアント特異的なリモデリング活性 (2023)
  • 著者名/発表者名: 越阪部 晃永, 滝沢 由政, 堀越 直樹, 畠澤 卓, 根岸 瑠美, Berger Frederic, 角谷 徹仁, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] クライオ電子顕微鏡による損傷認識タンパク質複合体UV-DDBの構造基盤の解明 (2023)
  • 著者名/発表者名: 松本 翔太, 滝沢 由政, 小笠原 光雄, 橋本 佳那, 山元 淳平, 岩井 成憲, 菅澤 薫, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] 核膜近傍のクロマチン構造解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 堀越 直樹, 三宅 諒祐, 曽川-藤原 千鶴, 小笠原 光雄, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] ヒストンH3バリアントH3.8によるクロマチン構造制御機構の解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 平井 誠也, 鯨井 智也, 大川 恭行, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第96回日本生化学会大会
• [学会発表] ヒストンH2AとH2Bを含まないユニークなサブヌクレオソームの構造機能解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 野澤 佳世, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] 滑膜肉腫関連因子によるヌクレオソーム認識機構の解明 (2023)
  • 著者名/発表者名: 堀越 直樹, 谷 一寿, Hengphasatporn Kowit, 高橋 花南, 渋谷 綾音, 鈴木 理惠, 竹中 聡, 重田 育照, 胡桃坂 仁志, 岩崎 憲治
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] DEKによるクロマチン構造の制御メカニズム (2023)
  • 著者名/発表者名: 越後谷 健太, 鯨井 智也, 岸 雄介, 佐伯 麻衣, 伊藤 友子, 加藤 淳子, 根岸 瑠美, 木村 宏, 増本 博司, 滝沢 由政, 後藤 由季子, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] ヒストンバリアントmacroH2Aを含むヌクレオソームの構造解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 許 文杰, 松本 翔太, 滝沢 由政, 小笠原 光雄, 須賀 遼, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] ヒストン結合ドメインによるヌクレオソーム中でのヒストンメチル化認識機構 (2023)
  • 著者名/発表者名: 大西 櫻子, 堀越 直樹, Min Jinrong, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] クライオ電子顕微鏡を用いたヒト細胞核由来のクロマチン構造ユニットの解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 畠澤 卓, 福田 善之, 小林 由紀, 根岸 瑠美, 吉川 雅英, 滝沢 由政, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] セントロメア特異的タンパク質によるヌクレオソーム転写制御 (2023)
  • 著者名/発表者名: 大石 匠美, 滝沢 由政, 畠澤 卓, 鯨井 智也, 江原 晴彦, 関根 俊一, Velikovsky Leonid, Fachinetti Daniele, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] マラリア原虫ヒストンからなるヌクレオソームのクライオ電子顕微鏡構造解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 祥子, Mariko Dacher, 滝沢 由政, 村山 勘吉, 小笠原 光雄, Patwal Indu, Flaus Andrew, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [学会発表] ヒストンバリアントを標的とした細胞核抽出クロマチンのクライオ電顕構造解析 (2023)
  • 著者名/発表者名: 滝沢 由政, 塩井 琢郎, 畠澤 卓, 小林 由紀, 小笠原 光雄, 大川 恭行, 胡桃坂 仁志
  • 学会等名: 第46回日本分子生物学会年会
• [図書] 「あなたのラボから薬を生み出す アカデミア創薬の実践」All JAPAN体制の先端技術支援を利用した創薬の最前線 第2章 創薬標的タンパク質の構造解析と分子設計の革新的進歩 4. エピジェネティクスの構造基盤 (2024)
  • 著者名/発表者名: 堀越 直樹, 胡桃坂 仁志
  • 総ページ数: 239
  • 出版者: 羊土社
  • ISBN: 978-4-7581-0416-6
• [図書] 生体の科学 第74巻第3号 2023年06月号 特集「クロマチンによる転写制御機構の最前線」 I．分子レベル 『転写伸長因子およびヒストンシャペロンFACTによるヌクレオソーム転写制御機構』 (2023)
  • 著者名/発表者名: 畠澤 卓, 鯨井 智也, 胡桃坂 仁志
  • 総ページ数: 94
  • 出版者: 公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団/医学書院
• [備考] 東京大学定量生命科学研究所胡桃坂仁志研究室
  • URL: https://www.iqb.u-tokyo.ac.jp/kurumizakalab/
• [備考] 東京大学定量生命科学研究所クロマチン構造機能研究分野
  • URL: https://www.iqb.u-tokyo.ac.jp/lab/kurumizaka/