研究課題/領域番号 |
23H05482
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分H
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
長谷 耕二 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (20359714)
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研究分担者 |
松田 幹 福島大学, その他部局等, 理事 (20144131)
新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
大橋 若奈 静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (50381596)
細川 正人 早稲田大学, 理工学術院, 准教授(任期付) (60722981)
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研究期間 (年度) |
2023-04-12 – 2028-03-31
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研究の概要 |
腸管粘膜は、腸内微生物叢や食餌性に取り込む様々な物質由来の多様な抗原に暴露されている。腸管粘膜の防御において、IgA陽性Bリンパ球が重要な役割を担っているが、一方でIgAのレパトア構成に大きな偏りがある。本研究は、小腸におけるTfh細胞誘導菌種の同定、Tfh細胞により誘導される分泌型IgAの機能解明を通して、IgAバリアの構築による粘膜免疫応答の包括的な理解を目指す。
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学術的意義、期待される成果 |
腸管粘膜のバリア機構において、腸管免疫系と腸内微生物叢のクロストークに着目し、食事成分等由来の幅広い抗原に応答可能な、腸管特異的な分泌型IgAを軸に据えた本研究は、腸管の恒常性維持のみならず、粘膜免疫の破綻による病態を説明する可能性を持っている。個体のみならず、器官や組織を外部と隔てる各種バリアは生命維持の根幹を担っており、本研究から得られる成果が波及する分野は多岐にわたると期待される。
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