研究課題/領域番号 |
23H05488
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分I
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
関 和彦 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 モデル動物開発研究部, 部長 (00226630)
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研究分担者 |
舩戸 徹郎 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (40512869)
高草木 薫 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10206732)
井上 謙一 京都大学, ヒト行動進化研究センター, 助教 (90455395)
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研究期間 (年度) |
2023-04-12 – 2028-03-31
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研究の概要 |
霊長類のみが有する手指の巧緻運動の神経メカニズムには不明点が多い。本研究は、応募者が明らかにした「筋シナジー」によって生じる手指からの感覚フィードバック信号を「感覚シナジー」として捉え、サルを対象にしてその神経実態、回路構築、形成様式を解明するものである。加えて、感覚シナジーと筋シナジーの連関メカニズムのモデル化、これらの賦活化により運動障害改善や手指の巧緻運動再建にも迫るものである。
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学術的意義、期待される成果 |
サルを使った精緻な実験手技や、超多点神経チャネル記録技術、光遺伝学のマーモセット、マカクサルへの応用技術等、本研究の実現に向けた準備は整っている。手指精緻運度は霊長類に固有の機能であり、そのメカニズム解明はヒト及び霊長類の神経基盤の特徴の解明につながり、大きな学術的意義を有する。また、感覚障害、運動障害に対して、新たな治療戦略にもなり得るため、医療分野への波及効果も大きい。
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