研究実績の概要 |
2023年度開始に伴い、追加で必要研究書を購入するとともに、北米の先住民出自の研究者にIndigeneityに関する著作についてメールを送る。特に2023年度に授業でその著作を取り上げたニュー・メキシコ大学のディネ(ナバホ)出自の研究者Llyod L.Lee教授とはメールで何度かやり取りを行った。現在のディネの人々の活動を知るために、Institute for Dine Culture, Philosophy and Gogernmentの過去の活動のビデオを見られるサブスクリプションをし、文化・伝統の教育、発信の様子を調査している。 2023年10月21日、筑波大学哲学・思想学会で「先住民宗教における土着性概念の再検討」と題する発表を行った。 2024年3月20日、拙稿「北米先住民宗教における死の神話」が所収されている木村武史編著『死の神話学』(晶文社)が刊行される。 2024年3月15日から23日まで、アメリカ、ニュー・メキシコ州を訪問。Indian Pueblo Culture Center, Acoma Sky City Museum, Navajo Nation Museume, Dine College 等を訪問する。Dine Collegeでは、ディネの研究者からディネ(ナバホ)の神話等について説明を受ける。Dine Hataalii Associationの関係者と面談をし、現在のディネ文化と母語継承の状況、および伝統的儀式の教育等について話を聞いた。
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