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2024 年度 実施状況報告書

西洋近代における一神教/多神教/最高存在概念の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K00075
研究機関東京大学

研究代表者

江川 純一  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 特任研究員 (40636693)

研究分担者 奥山 倫明  東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (30308928)
久保田 浩  明治学院大学, 国際学部, 教授 (60434205)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード宗教史学 / 宗教学 / 一神教 / 多神教 / 最高存在
研究実績の概要

代表者である江川は、分担者である奥山と久保田から助言を受けつつ、西洋近代における「一神教」/「多神教」/「最高存在」概念の再検討として、イタリアの宗教史学者ラッファエーレ・ペッタッツォーニの邦訳の作業を進めた。
同書には、一神教/多神教論(「一神教の形成」(一九五七年〈一九二三年、一九四九年〉)、「一神教と多神教」(一九三〇年)、「【一神教】と【多神教】について」(一九四五年))、さらにはペッタッツォーニの最後の著作である『原始宗教における最高存在(神の全知)』(一九五七年)が収められており、我が国における「一神教」/「多神教」/「最高存在」の各概念をめぐる議論の基礎になりうる。現在、これらの三類型は認知科学においても検討されているが、ペッタッツォーニが1950年代において既に、」三類型に優劣を設定せずに議論していたことが明らかになった。
分担者の奥山は日本社会における神道について、同じく分担者の久保田はドイツにおける三類型について研究を進めた。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

本科研の最大の成果となる、ペッタッツォーニの翻訳書の進行は順調に進んでおり、今年度中に刊行できる予定である。また、研究代表者、分担者とも執筆した論文が刊行されることになっている。

今後の研究の推進方策

今後はペッタッツォーニの翻訳書の解説執筆のために、研究会を重ね意見交換していきたい。また、イタリアのサン・ジョヴァンニ・イン・ペルシチェート歴史文書館、ミュンヘンのバイエルン州立図書館、ヴィーンのオーストリア国立図書館での一次文献、二次文献の収集を進めたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Contemporary Shinto: Modern Practices and Cultural Significance in Japanese Society2024

    • 著者名/発表者名
      Michiaki Okuyama
    • 雑誌名

      Urbaniana University Journal

      巻: 03 ページ: 49-66

  • [学会発表] 「宗教学」起源論におけるヴィーコ2024

    • 著者名/発表者名
      江川純一
    • 学会等名
      日本宗教学会第83回学術大会
  • [学会発表] 境界的信仰者の一経験2024

    • 著者名/発表者名
      奥山倫明
    • 学会等名
      日本宗教学会第83回学術大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 宗教研究における「比較」の諸相―その限界と可能性―2024

    • 著者名/発表者名
      久保田浩
    • 学会等名
      日本宗教学会第83回学術大会

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公開日: 2025-12-26  

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