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2023 年度 実施状況報告書

デジタル翻訳ツールを使用したドイツ語学習支援システム構築のための研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K00672
研究機関信州大学

研究代表者

磯部 美穂  信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (60579853)

研究分担者 円谷 友英  兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (10346702)
クラウス マヌエル・フィリップ  早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20788319) [辞退]
白井 真理子  信州大学, 学術研究院人文科学系, 助教 (70802271)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
キーワード翻訳ツール / 外国語学習 / ドイツ語
研究実績の概要

本研究ではまず日本国内の高等教育機関でドイツ語を学ぶ大学生の翻訳ツールの使用状況について調査をおこなった。大学における外国語学習,とりわけ大学から学びはじめる第二外国語の学習の際に,ウェブ上で使用できる翻訳ツールをどのような場面や頻度で使用しているかアンケート調査を実施した。さらにツールを使用する際にどのような感情(信頼感や依存感,羞恥心など)を抱いているか回答してもらった。
調査の結果,おおよそすべての大学生が使用経験があることが明らかになった一方で,感情調査の結果からは,翻訳ツールの技術・性能や使用方法を十分に理解して利用できてはいないことを確認することができた。
以上の検証結果から,翻訳ツールをはじめ,デジタル技術が日々発展していく中で,学習者に求められていることは,そうした技術をいかに使いこなすことができるか,ということである。本研究では,そのために必要な知識は何か,さらに調査を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

効率的かつ機能的に研究調査の分担ができている。

今後の研究の推進方策

初年度の研究成果を基に,次の調査に着手する。学習者の翻訳ツールに対する低い信頼度の要因を探るための調査方法を検討している。

次年度使用額が生じた理由

研究分担者が一名辞退したため。次年度は,海外より研究者を招聘し研究会を実施する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] インスブルック大学(オーストリア)

    • 国名
      オーストリア
    • 外国機関名
      インスブルック大学
  • [雑誌論文] Maschinelle Ubersetzungstools im Deutschunterricht2024

    • 著者名/発表者名
      Miho Isobe, Mariko Shirai, Tomoe Entani
    • 雑誌名

      LeRuBri Zeitschrift fur Lehrende in Japan

      巻: 59 ページ: 11-15

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Computer-Assisted Support Strategies for Second Foreign Language Learners in Japanese Universities: A Case Study of German Learners2023

    • 著者名/発表者名
      Miho Isobe, Mariko Shirai, Tomoe Entani
    • 学会等名
      10th Annual AZCALL Conference
    • 国際学会
  • [学会・シンポジウム開催] Didaktische Potenziale von KI-Anwendung fur Deutschlernende - Ressourcen und Initiativen in Osterreich2023

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公開日: 2024-12-25  

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