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2023 年度 実施状況報告書

外国語に対する感情とフィードバックの効果の関係

研究課題

研究課題/領域番号 23K00680
研究機関長野大学

研究代表者

佐藤 雄介  長野大学, 企業情報学部, 准教授 (60787224)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワードフィードバック / 感情 / 外国語
研究実績の概要

本研究では、フィードバックの効果と学習者が外国語学習に対して持つ感情(不安/楽しみ)との関係を調査することである。学習者の誤りに対してどのようなフィードバックを与えるのが最も効果的かということについてはこれまでに多くの研究で調査されてきている。しかしながら、一人一人の学習者は外国語学習に対してポジティブあるいはネガティブな感情を持っており、より効果的なフィードバックを与えるには、学習者の感情とさまざまなタイプのフィードバックの効果との関係を検証する必要がある。
今年度は、学習者の外国語学習における感情を測定するアンケートを作成し、実施した。本研究で測定した感情は「不安」と「楽しみ」である。これまでの先行研究では「不安」感情と外国語学習との関係を調査しているものが多い。
また教室環境で、学習者の誤りに対してさまざまなタイプのフィードバックを与えた。具体的には、リキャスト、明示的訂正、メタ言語的プロンプト、リピティションの4つのタイプであった。これらの4つのフィードバックは、明示的/暗示的といった点や、フィードバックが正用を含んでいるか、あるいは学習者にアウトプットを求めているかといった点で異なっている。これまでの先行研究ではリキャストの効果を検証したものが多く、リピティションの効果を検証したものはほとんどない。またフィードバックの効果を測定するために事前・事後テストを作成し実施した。
今後はこれらの得られたデータを解析していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

教室環境において、学習者にフィードバックを与えることができ、事前・事後テストを実施することができた。また外国語学習に対しての感情についてアンケート調査を実施することができたことから、本研究はおおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

今後は取得したデータを整理し、統計解析を中心に行う。

次年度使用額が生じた理由

統計ソフトが想定より安価に購入できたため。翌年度の物品費(図書購入費)に使用予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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