研究課題/領域番号 |
23K00692
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
小島 大輝 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (20712178)
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研究分担者 |
尹 秀美 福岡大学, 人文学部, 准教授 (10647879)
朱 ヒョンジュ 目白大学, 外国語学部, 専任講師 (90822750)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 韓国語教育 / アカデミックスキル / プレゼンテーション |
研究実績の概要 |
初年度は,分担者らとともに10回にわたって会議を重ね,韓国語母語話者のデータ収集を中心に作業を行なった.本研究の中心となる3名の研究者がそれぞれ,プレゼンテーションデータを収集する前段階として,プレゼンテーション用のスライドを作成した.当初は調査協力者に作成を事前に依頼することも考えていたが,煩雑性や時間の有限性などの理由から,こちらであらかじめテンプレートを作成することにした.テーマ及び内容は大学などの教育機関での授業を想定し,冗長にならずに簡潔に発表を終えることが可能であろうと考えられる,身近な文化や社会問題などに関するものとした.プレゼンテーション用のスライド完成後,韓国語を母語とする大学生に調査協力を依頼し,パイロット調査を行なった.パイロット調査は当日,プレゼンテーション用のスライドをプリントアウトしたものを資料として配布し,発表の準備を整えてもらったうえで実施した.プロジェクタやプレゼンテーションソフトなどを使用しながら韓国語で発表をしてもらい,この様子を撮影して音声と映像を記録した.その後,音声と映像をもとに文字起こしを行い,会議にてこれを検討した.文字データの検討の結果,今後の調査においても同様の作業を行うことに特段の問題はなかろうと判断し,若干の修正を経て,同年度に韓国の大学にて本調査を実施した.調査協力者(参加者)を募ったところ,19名の参加があり,それぞれの映像と音声のデータを収集することができた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
韓国での現地調査が可能となり,本研究で扱う基本データとなる複数の韓国語母語話者のプレゼンテーションデータを収集することができたため.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に収集したデータをテキストデータとして分析を行う予定である.諸事情で実現可能となるかは見通しが立っていないが,韓国語学習者のデータ収集を行いつつ,韓国語母語話者のプレゼンテーションデータをさらに収集したいところである.
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度の調査で使用する経費を確保しておくため.
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